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槍ヶ岳

またまた山の話で恐縮ですが・・・
先日、ついに憧れの槍ヶ岳に登ってきました。

去年の夏に北アルプスを縦走した時に「あっ!槍が見える!」と思って以来、
いつかは登ってみたい山の一つでした。
こんなに早く登る機会が来るとは思っていなかったのですが、
日本百名山著者で有名な深田久弥がその著書に書いておられるように、
『富士山と槍ヶ岳は日本の山を代表する二つのタイプである』と記されている。
というのも、
私が山登りを始めた時に人から良く聞かれたことが、
「富士山は登ったか?」
私「はい」
「では、槍は?」と聞かれ、
必ずと言ってよいほど富士山の次に聞かれる有名な山なのです。

先の著書に槍ヶ岳のことがこんな風に書かれてあります。
『私たちがどこかの山へ登って「あ、富士が見える!」と喜ぶのと同様に、
「あ、槍が見える!」という叫び声を聞く。
実際そのユニークな岩の穂は見紛うことはない。
ひと眼で認め得るのである。どこから見てもその鋭い三角錐は変わることがない。
それは悲しいまでにひとり天をさしている。』

「天をさしている」まさしくその通りの山容だった。

今回は上高地から梓川を左に見ながら登っていく、
2泊3日の一番スタンダードなコースを歩く。
梓川の澄んだ水、せせらぎ、鳥のさえずり・・・
五感をフルに使いながら快適に歩くことができた。
1日目は5時間程でロッジに到着。

2日目はいよいよ、槍ヶ岳山頂を目指して朝6時前に出発。
目当ての槍の穂先はまだ見えず。
出発して4時間くらい経った頃、ようやく槍ヶ岳が見えてきた。
そこからの眺めは槍ヶ岳を背にすると、山間を通ってきた登山道が見下ろせる素晴らしい眺め。
そこから遠くを眺めると、遥か遠くに富士山と南アルプスのそれとわかる形がはっきりと見て取れる・・・。まさしく絶景!

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さて、いよいよ槍ヶ岳まで1500メートル・・・
歩くにつれて何メートルと距離数が岩肌に書いてあるのを励みに前に進むのみ。岩稜のすぐ横には、高山植物が咲いており、ちょうど見頃を迎えている。
肩の小屋といわれる槍ヶ岳山荘に着いた頃には、あんなに見えていた槍の穂先が霧で隠れてしまっている!

山の天気は変わりやすいもの。

幸いというべきか、山頂に向かって伸びているはしごを登るには、周りが霧で覆われており下の景色が見えないため、怖さは感じられず。
登りながら教えてもらった話。
「アルプス一万尺♪小槍の上で~(^^♪)」の歌は、この槍のことだよと・・・ビックリ😲💦
でも実際には小槍は先が尖がっていて、とてもじゃないけどアルペン踊りはできない!!
小槍とは山頂の横にあった小さな穂先のことだった。

山頂に着くと案の定、一面真っ白。霧の中。それでもみんな知らない人同士、順番に記念写真を取り合う。
そんな時、はしごとは違うまったく何も整備されていない北鎌尾根から登ってきた一人の若者。山頂に居たみんなが、彼のすごさに拍手が沸く。
そんな瞬間も山の楽しさかもしれない。

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さて下り・・・
岩トレで岩登りは練習してきた甲斐があり、心づもりはできていたので、はしごを降りることもむしろ楽しめた。
槍の山頂の往復は約1時間。下りてから皆で目的達成の喜びを握手とハイタッチで交わす。
この後、再びロッジに帰り着くコースであったため、この日は往復11時間歩く。さすがに足が疲れた。(*_*)
ロッジには山小屋には珍しくお風呂があり(ただし、環境保全のため石鹸は使えない)、汗を流す。
夜中の3時に外に出て夜空を見た。20分ほど眺めていると、流れ星🌠が3つ。
無数の星が降ってくるような不思議な感覚。

3日目は、上高地まで来た道を戻る。

日が昇る瞬間に見た槍の穂先の徐々に赤く染まる様子、夕方に見た槍の穂先の恐ろしささえ感じた、まさしく「ひとり天をさしている」姿、梓川の水の透明感、無数の星・・・
山で見て感じた感動が、帰ってきてからもずっと続いている。
日常では味わえない感覚をぜひ、一人でも多くの人に体験してほしいと願う。クリンソウ

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すごい!の一言

すごい!

高所恐怖症の私には、到底無理な山登りです。ましてあの梯子は何ですか?
霧で周りが見えないからいいようなもの、でもなさそうですよ。

でも、山好きの方々にはたまらないのでしょうね。何もかも忘れるほどの爽快感が待っていると思うと、しんどいことなど忘れちゃうのでしょうね!

写真を見ているだけで、澄んださわやかな空気と景色が味わえそうなきれいで雄大な写真ですね。

次回は、紅葉の絨毯の写真をお待ちしております!
でも、くれぐれも事故のないようお祈りしています。
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